矯正

ワイヤー矯正は何歳から何歳まで?年齢ごとの特徴と早期治療のメリット・デメリット

▼目次

1.ワイヤー矯正は何歳から始めるべき?年齢による違いとは

2. ワイヤー矯正は何歳まで可能?大人でも受けられる?

3. 早期にワイヤー矯正を始める場合のメリットとデメリット

4.仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口 の矯正治療

 

歯並びを整える方法として、ワイヤー矯正は長い歴史と実績を持つ矯正治療の一つです。しかし「何歳から始められるの?」「もう大人だけど、まだ間に合う?」など、年齢に関する不安や疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。今回は、ワイヤー矯正を始める適齢期と、年齢ごとの治療の特徴、さらに早期治療のメリットとデメリットについて解説します。
 

1. ワイヤー矯正は何歳から始めるべき?年齢による違いとは

ワイヤー矯正は、永久歯が生え揃う12歳前後から始められるのが一般的です。ただし、成長や歯の状態によって適したタイミングは異なります。以下に、「混合歯列期」と「永久歯列期」に分けて矯正治療の特徴を解説します。
 

①混合歯列期(6〜12歳ごろ)

混合歯列期は、乳歯と永久歯が混在する時期です。この時期の矯正では、ワイヤーよりも床矯正などの取り外し式の装置がよく使われます。目的は、顎の成長を整えたり、永久歯が正しく生えるようにサポートすることです。ただし、前歯の強いねじれや隙間が目立つ場合などには、部分的にワイヤーを使った矯正を行うケースもあります。

②永久歯列期(12歳以降)

永久歯列期は、すべての乳歯が抜け、永久歯が生え揃った状態のことを指します。この時期になると、本格的なワイヤー矯正をスタートすることができます。ブラケットとワイヤーを用いて、歯を少しずつ動かしながら、歯並びや噛み合わせを整えていきます。

早すぎる開始は不要な治療を招く場合もあります。年齢だけで判断せず、歯の状態や成長の進み具合をもとに、歯科医師と相談しながら治療開始の適切なタイミングを見極めることが大切です。

 

 

2. ワイヤー矯正は何歳まで可能?大人でも受けられる?

ワイヤー矯正は、年齢の上限が基本的にはありません。歯と歯周組織が健康であれば、60代や70代でも治療を受けられる可能性があります。成人矯正の特徴について、以下に解説します。
 

①成人矯正の特徴

大人の矯正治療では、骨の代謝が若年者に比べ、遅いため、治療期間がやや長くなる傾向があります。しかし、歯の移動そのものは可能であり、計画的に進めることで十分な効果が期待できます。

②健康な歯と歯茎が治療の鍵

ワイヤー矯正は、歯に力をかけて少しずつ動かしていく治療です。そのため、歯を支える骨や歯茎が健康であることが前提となります。加齢によって歯周病が進行している場合などは、矯正前のケアが不可欠です。

③ライフスタイルに合わせた治療計画

診療時間や治療内容の工夫がされている歯科医院もあります。また、目立ちにくい装置や、取り外しできるタイプとの併用が可能な場合もあります。

④コンプレックス解消につながる可能性も

大人になってから矯正を受けることで、口元の印象が変わり、笑顔に自信が持てるようになる方も多くいます。機能面だけでなく、精神面でもプラスに働く効果が期待できます。

 
 

3.早期にワイヤー矯正を始める場合のメリットとデメリット

ワイヤー矯正は早期に開始することで多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。以下に、子どものうちからワイヤー矯正を始める際のメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。
 
<メリット>

①成長を活かせる

成長期の子どもは、骨の代謝が速く、骨自体も柔らかく、矯正治療がスムーズに進みやすい時期です。そのため、顎の骨を広げる段階でも広がりやすく、将来的に抜歯をせずに済む可能性も高まります。

②むし歯や歯周病の予防につながる

歯並びが整うことで、歯磨きがしやすくなったり、汚れが溜まりにくくなり、むし歯や歯周病のリスクを低下させることが期待されます。また、噛み合わせの改善によって噛み合わせのバランスも整いやすくなります。

③心理的な自信につながる

小・中学生の時期に歯並びが整うことで、見た目に対するコンプレックスが軽減され、学校生活や人間関係において前向きな気持ちを持ちやすくなるケースもあります。
 
<デメリット>

①治療期間が長くなることがある

早期に始めた場合、成長を見ながら段階的に進める必要があるため、治療が長期間にわたることがあります。結果的に装置の装着期間が長くなる可能性もあります。

②保定処置を怠ると再治療の可能性がある

成長に伴い歯列が変化するため、治療後も保定処置が重要となり、保定処置を施さずにそのままのケースだと、場合によっては再治療が必要となる事があります。

③本人の協力が重要

特に小学生など年齢が低い場合は、本人の治療に対する理解や協力が必要です。また、装置の管理や通院を習慣化するためには、親御さんのサポートも不可欠です。

 

 

4. 仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口 の矯正治療

仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口 では、ワイヤーを用いた歯列矯正ワイヤー矯正と、装置の取り外しが可能なマウスピース矯正を提供しています。

【奥州PremiumMT歯科・矯正歯科のマウスピース矯正】

歯並びや口元の見え方が気になる方にとって、歯科矯正治療はお悩みを解決する方法の一つですが、銀色のブラケットやワイヤーが気になることから、治療を迷われる方もいるのではないでしょうか。
近年では、ワイヤーを用いる矯正治療とは異なり、目立ちにくいマウスピース矯正を希望する方が増えています。

マウスピース矯正のシステムにはさまざまな種類があり、当院では 「キレイライン」 や 「インビザライン」 を採用しています。どちらのシステムも、「アライナー」と呼ばれる透明のマウスピースを作製して歯に装着する点は共通しています。
また、歯をきれいに並べるためのスペースが不足している場合、「拡大床」という装置を使用してスペースを確保することがあります。これは歯科医師が必要と判断した場合に併用されますが、すべての治療に必須ではありません。

【奥州PremiumMT歯科・矯正歯科のワイヤー矯正】

症例に応じて、ワイヤーを用いた矯正治療を提供しています。
ワイヤー矯正は、常にお口の中に装置があるため清潔に保つ工夫が必要ですが、より細かい歯の移動が可能なため、症例に応じて提案することがあります。

仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口 では、患者さんの相談に応じ、適した治療計画を提案しています。
また、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、複数の矯正治療方法から、患者さんの希望に沿った治療の選択が可能です。
 
▼矯正歯科治療の詳細はこちら

矯正歯科治療

 

5. まとめ

ワイヤー矯正は、子どもから大人まで幅広い年代に対応できる治療法です。成長期に治療することには大きなメリットがありますが、大人でも歯の状態に応じて無理なく矯正を始められる可能性があります。治療のタイミングや方針は、個々の成長やライフスタイルに合わせて慎重に選ぶことが重要です。

奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口では、矯正治療に関する相談を受け付けており、患者さんの状態に応じた治療計画を提案しています。
仙台市・仙台駅周辺でワイヤー矯正を検討している方は、奥州PremiumMT歯科・矯正歯科にお気軽にご相談ください。

 

 

監修 長山結加(奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 院長 / 歯科医師)
大阪歯科大学卒業後、同附属病院歯科口腔外科にて研修。
研修終了を経て、一般開業医にて歯科診療に従事。
大手医療法人クリニックの院長・副院長を務める。
奥州PremiumMT歯科・矯正歯科の院長就任後、現在に至る
■ 取得資格
はならびコーディネーター取得
インビザライン導入コース終了

関連記事