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「矯正を始めたいけど、痛いって本当?」「部活に支障が出たらどうしよう…」そんな不安を感じている社会人の方や高校生もいるのではないでしょうか。ワイヤー矯正は歯に力を加えて、ゆっくり動かしていく治療のため、どうしても一時的な痛みが出るタイミングがあります。しかし、痛みの種類や続く期間にはある程度のパターンがあるので、前もって知っておくと心の準備ができますよ。
今回は、矯正装置をつけた直後からの痛みの流れや、痛みのタイミングや特徴、どれくらいで慣れるのかといった気になる疑問を解説していきます。
1. ワイヤー矯正はいつから痛い?
ワイヤー矯正では、装置をつけたあとに痛みや違和感を感じることがあります。特に初めて装着したときは、歯や口の中がこれまでと違う状態になるため、不安になる方も少なくありません。ここでは、矯正中に感じやすい痛みの時期や種類について整理します。
①装着当日はあまり痛くないことが多い
矯正装置をつけた直後は、歯がまだ動き始めていないため、「押される感じ」や「違和感」はあっても、強い痛みを感じないことが一般的です。ただし、数時間後から翌日の朝にかけて、じわじわとした鈍い痛みが出ることがあります。
②装着後2〜3日目がピークになりやすい
歯に力がかかり始めると、歯が動き始め、それに伴って噛むと響くような痛みが出ることがあります。特に硬いものを食べるときに痛みや違和感が強くなる傾向があります。この時期は無理をせず、うどんやスープ、ヨーグルトなどやわらかい食事にすることで負担を軽減できるでしょう。
③1週間程度で痛みは和らぐことが多い
装着後5〜7日ほど経つと、多くの方が次第に痛みに慣れ、症状が落ち着いてくるといわれています。ただし、食事や歯みがきの際に敏感な部分がある場合は、引き続き注意が必要です。
④唇や頬の内側に接触する痛みもある
ブラケットやワイヤーが口の内側に当たって、口内炎のような痛みや赤みが出ることもあります。人前で話す機会が多い方や、運動部の活動などで口をよく動かす日は、擦れやすく、矯正装着による口腔内のトラブルを引き起こしやすくなります。こうした場合には、歯科医院で処方される矯正用ワックスで金具部分を保護するとよいでしょう。
個人差はありますが、ワイヤー矯正の痛みは「装着から数日〜1週間前後」がピークとなることが多いとされています。痛みの出やすい時期をあらかじめ知っておくことで、日常生活の予定も立てやすくなり、不安も軽減しやすくなるかもしれません。
2. ワイヤー矯正の痛みはいつまで?
矯正中の痛みは、ずっと続くものではありません。種類ごとに出やすいタイミングやおさまる時期があるため、前もって知っておくと気持ちにゆとりが持てます。ここでは、よくある3つの痛みと、それぞれの目安についてまとめます。
①歯が動くときの痛み
ワイヤーを装着すると、歯が少しずつ動き始めます。このときに感じるのが、じわじわと重く響くような痛みです。特に2〜3日目あたりが最も強く、噛んだときに歯に負担がかかるように感じます。1週間ほどで自然とおさまることが多いため、その間はやわらかい食事で乗り切るのがおすすめです。
②ワイヤーや装着が口の中に当たる痛み
装置が頬や唇の内側に当たって、擦れたり小さな傷ができることがあります。人前で話す機会が多い方や、クラブ活動などで口を動かす機会が多い方は刺激を受けやすく、矯正装着によるトラブルを感じやすくなります。
この痛みは装着直後から1〜2週間ほどで落ち着いてくることが多く、保護用のワックスを使うと楽になります。
③月1回の調整後の痛み
ワイヤーの交換時や装着の締め直しの後には、再び軽い痛みや違和感が出ることがあります。多くの場合は1〜2日でおさまり、初回のような強い痛みは少なくなっていきます。回数を重ねることで、慣れてくるのを実感できるはずです。
どの痛みも時間とともにやわらぎます。焦らず、少しずつ慣れていくことが大切です。
3. 矯正中に痛みを感じたときの対処法
矯正治療中は、歯が動くことによる圧力がかかり、一時的に痛みを感じることがあります。このような痛みは通常数日で治まることが多いですが、日常生活に支障が出ないよう、無理せず対処することが大切です。
①食事を見直して痛みをやわらげる
痛みが強い時期には、できるだけ歯に負担をかけない食事を心がけましょう。例えば、おかゆやうどん、豆腐、スープといったやわらかいものを選ぶとよいでしょう。逆に、硬いものや噛みちぎる必要がある食品(フランスパン、ステーキ、ガムなど)は避けることで、痛みの悪化を防ぐことが可能です。また、冷たい飲み物やデザートは、炎症や痛みを一時的に和らげてくれる場合もあります。
②専用ワックスで装置の刺激を和らげる
矯正装置が口の中の粘膜に当たって痛む場合には、専用の歯科用ワックスを使うことで摩擦を軽減できるでしょう。ワックスは、痛みのある部分の装着に貼り付けることで、装置と粘膜の間にクッションを作ってくれます。
③鎮痛薬の使用は歯科医師に相談を
どうしても痛みがつらい場合は、市販の鎮痛薬を使うのも一つの選択肢です。ただし、服用する前に必ずかかりつけの歯科医師に相談することをおすすめします。体質や治療状況により、適切な薬の種類や量が異なるため、自己判断での服用は避けるようにしましょう。
矯正中の痛みは一時的なものが多いとはいえ、日常生活に影響を与えるほどつらいこともあります。無理をせず、必要な場合は歯科医院を受診するなどして、適切な方法で対処しながら治療を進めていくことが重要です。
4. 仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口 の矯正治療
仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口 では、ワイヤーを用いた歯列矯正【ワイヤー矯正】と装置の取り外しが出来る【マウスピース矯正】を行っています。
【奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口のマウスピース矯正】
歯並びや口元の見え方が気になる方にとって、歯科矯正治療はお悩みを解決できる方法の一つですが、銀色の治療用の器具(ブラケット)やワイヤーが気になることから、なかなか治療に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
近年では従来のワイヤーを用いる矯正治療とは違い、目立たちにくいマウスピース矯正が注目されています。
マウスピース矯正のシステムには様々な種類があり、当院では「キレイライン」や「インビザライン」というシステムを採用しています。
キレイラインもインビザラインも、「アライナー」と呼ばれる透明のマウスピースを作製して歯に装着するのは同じです。
また、歯をきれいに並べるためのスペースが足りないケースでは「拡大床」という装置を使って、スペースを広げる治療もあります。
歯科医師が必要と判断した際に併用をすることがありますが、すべての治療で必要なものではありません。
【奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口のワイヤー矯正】
症例によって、ワイヤーを用いた矯正を行なっております。
常にお口の中に装置がある分、清潔に保ちにくくはなりますが、より細かく歯を動かせるため、こちらの矯正方法をお勧めする事もございます。
仙台市の歯医者 奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口では、丁寧なカウンセリングを行い患者さんの理想に応じて治療計画を立てます。
また、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など複数の矯正治療方法から患者さんの理想に合わせた治療のご提案が可能です。
▼矯正歯科治療の詳細はこちら
5. まとめ
ワイヤー矯正中に感じる痛みには、歯が動く際の圧迫感や、装置による口の中の刺激など、いくつかの種類があります。こうした症状は多くの場合、装着や調整の直後に出やすく、時間の経過とともに落ち着いていく傾向があります。対処法を取り入れることで、症状がやわらぐこともあります。
痛みの出方や続く期間には個人差がありますが、あらかじめ流れを知っておくことで、落ち着いて矯正治療に取り組みやすくなります。
仙台市周辺で矯正治療をご検討の方は、まずは奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口までご相談ください。治療の流れや注意点についてご説明いたします。
監修 長山結加(奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 院長 / 歯科医師)
大阪歯科大学卒業後、同附属病院歯科口腔外科にて研修。
研修終了を経て、一般開業医にて歯科診療に従事。
大手医療法人クリニックの院長・副院長を務める。
奥州PremiumMT歯科・矯正歯科 仙台駅西口の院長就任後、現在に至る
■ 取得資格
はならびコーディネーター取得
インビザライン導入コース終了